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No. 参2026.04.14· 7 min

香典返しの相場と、
四十九日の作法。

半返しが基本、時期は四十九日後。最近増えている「当日返し」の考え方と、品物選びの作法。

香典返しとは

葬儀や法要でいただいた香典に対するお返しを「香典返し」と呼びます。故人への弔意と、遺族へのいたわりに対して感謝を伝える、日本の大切な作法の一つです。

慌ただしい時期のため、金額・時期・品物選びにいくつかの決まりがあります。ひとつひとつを丁寧に確認していきましょう。

金額の基本は半返し

香典返しの基本は、いただいた金額の半額(半返し)が目安です。高額の香典(5万円以上)をいただいた場合は、3分の1返しでも失礼にはあたりません。

故人と親しくしていただいた方への返礼ですので、金額よりも丁寧さを大切にするのが本来の考え方です。

金額別の早見表

いただいた香典半返し(50%)1/3返し
5,000円2,500円1,700円
10,000円5,000円3,300円
20,000円10,000円6,600円
30,000円15,000円10,000円
50,000円25,000円16,500円
100,000円50,000円33,000円

贈る時期は四十九日後

香典返しを贈る時期は、四十九日の法要が済んだ後(忌明け)が通例です。宗派によっては五十日祭など呼び方は異なりますが、忌明けから1ヶ月以内に贈るのがマナーです。

忌明けの挨拶状を添えて、無事に法要を終えた報告と、お礼の気持ちを伝えます。

「当日返し」という選択肢

最近は、葬儀の当日に会葬御礼品と一緒にお返しをお渡しする「当日返し」も広く行われています。

当日返しの場合、金額は2,500円〜3,000円程度に設定し、それ以上の高額な香典をいただいた方には、後日改めて差額分をお返しします。

当日返しのメリットは、遺族の負担を減らせること。ただし、個別の金額に応じた細やかな対応が難しいので、一般的なケースに向いています。

品物は「消え物」が基本

香典返しには、「不祝儀を残さない」という考え方から、食べたり使ったりすれば残らない「消え物」が選ばれます。

  • お茶・海苔(定番。伝統的な選択肢)
  • お菓子(日持ちする焼き菓子や羊羹)
  • 調味料・乾物(実用的)
  • タオル(「悲しみを拭う」の意味から選ばれることも)
  • カタログギフト(相手が自由に選べる現代的な選択)

避けるべき品物

  • 肉や魚(殺生を連想させる)
  • お酒(慶事の印象が強い)
  • 昆布や鰹節(慶事の品)

のしの書き方

香典返しののしは、黒白または黄白の結び切り(関西では黄白を使う地域もあります)。結び切りは「一度きりであってほしい」弔事に使います。

表書きは、仏式なら「」、神式なら「偲び草」。下段には施主のフルネームを書きます。

忌明けの挨拶状

香典返しに添える挨拶状は、忌明けの報告とお礼の気持ちを伝える大切なもの。一般的には以下の内容を含めます。

  1. 弔意への感謝
  2. 四十九日法要が滞りなく済んだ報告
  3. 忌明けの挨拶
  4. 略儀であることへのお詫び

近年はメールやLINEでのお礼も一般的ですが、目上の方や親戚には手紙やハガキでの挨拶状を添えるのが丁寧です。

よくある疑問

お返しを辞退された場合は?

「お返しは辞退する」と言われた場合も、お礼状だけは必ず送るのが礼儀です。故人への気持ちに対して、無言で済ませることはありません。

連名でいただいた香典のお返しは?

職場などから連名でいただいた場合は、一人あたりの金額を計算して、それぞれにお返しするのが丁寧です。ただし少額の場合は、みんなで分けられるお菓子の詰め合わせを一つ贈る形でもかまいません。

遠方の方へのお返しは?

遠方の方へは、百貨店やギフトショップから直接配送してもらうのが一般的です。その際も、挨拶状を同梱することを忘れずに。

慌ただしい時こそ、丁寧な記録を

葬儀から四十九日までの期間は、とにかく慌ただしく過ぎていきます。誰からいくらの香典をいただいたかを、その場で記録しておくことが、後のお返しを丁寧にするための第一歩です。

つつみでは、香典を含む全13種の贈答記録に対応しています。いただいた香典とお返しの品を対で記録でき、四十九日の時期が近づくとメールでお知らせします。バタバタの中でも、失礼のないお付き合いを。

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作法だけでなく、
記録まで丁寧に。

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